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ロシアとカタールのW杯、不正有れば開催権剥奪も / ブラジル税務当局がネイマールの口座を捜査「数週間内に告発を」/ FIFA汚職、イタリアは02年W杯を蒸し返す? / W杯代替開催地立候補 大仁会長は慎重「国内事情を考えないと」/ <FIFA汚職>ワーナー元副会長、地震義援金を着服か [FIFA / World News]

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AFP=時事
ロシアとカタールのW杯、不正有れば開催権剥奪も FIFA幹部
2015年 6月8日

 汚職事件に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)幹部が、ロシアとカタールで開催される予定となっている2018年と22年のW杯について、投票過程での不正が見つかれば、両国が開催権を失う可能性があると話した。7日、スイス紙が報じた。

 FIFAの監査・コンプライアンス委員会の委員長を務めるドメニコ・スカラ(Domenico Scala)氏は、ゾンタークス・ツァイトング(SonntagsZeitung)紙に対し、「カタールとロシアが賄賂によって(W杯の)権利を得たという証拠が存在するのなら、無効となる可能性もある」と話した。

 しかしながら同氏は、今のところ「そうした証拠は提示されていない」とも話している。ロシアとカタールがW杯の開催権を剥奪される可能性についてFIFAの幹部が口にしたのは、汚職事件後ではこれが初となる。

 スイスの司法当局は、広範囲にわたる腐敗の調査の一環として、ロシア大会とカタール大会の招致過程についてもすでに調べ始めている。またW杯招致では、2010年の南アフリカ大会(2010 World Cup)についても疑惑が持ち上がっている。

 この件では、汚職問題の中心人物である元副会長のジャック・ワーナー(Jack Warner)氏が、賄賂を受け取っていたとの報道も出ている。

 FIFAを揺るがせている汚職問題では、現職のFIFA理事らにスポーツマーケティング会社幹部を合わせた計14人が、米検察から起訴されている。彼らは20年にわたってリベートの授受を繰り返し、合計1億5000万ドル(約186億円)の贈収賄を行っていた疑いがもたれている。

 汚職の発覚は、サッカー界全体を混乱に陥れており、先週には、長くトップに君臨したジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が、5選からわずか数日で辞任を発表する事態に追い込まれた。

 ブラッター氏は起訴されておらず、本人もやましいところはないと発言しているが、かつての同氏の右腕、ワーナー氏の周囲には疑惑が渦巻いている。


ISM
ブラジル税務当局がネイマールの口座を捜査 「数週間内に告発を」
2015年6月6日

 現地時間5日(以下現地時間)、ブラジルの税務当局が、バルセロナ(スペイン)に所属するFWネイマールを捜査していることが分かった。地元誌が報じている。

 財務省からの書類を入手したとして、ブラジル『Epoca』誌が報じたところによると、税務局は1年以上前からネイマールの口座を捜査しているという。連邦検察は、数週間以内に告発したいとの考えを明かしている。

    

 報道によると、当局は『N&N Consultoria Esportiva e Empresarial』社に焦点を当てて捜査しており、ネイマールの両親は同社のパートナーとしてリストアップされている。2011年から14年にかけ、1億1500万ブラジルレアル(約46億円)の不自然なキャッシュフローがあるという。

 ネイマールは2013年に、サントス(ブラジル)からバルセロナに加入。だが、この移籍を巡ってはバルサ側に脱税の嫌疑がかかっているほか、サントス側も前週、支払い額が不当に低いとして、バルサとネイマールおよび同選手の父親が所有する会社を相手取り、補償を求める訴えをFIFA(国際サッカー連盟)に起こすと述べていた。

 なお、ネイマールが所属するバルサは6日、チャンピオンズリーグ決勝でユヴェントス(イタリア)と対戦予定。同選手も出場見込みとなっている。(STATS-AP)


THE PAGE
FIFA汚職、イタリアは02年W杯を蒸し返す?
2015年6月6日

 「PKだ!」 正確なトラップから反転した背番号10がペナルティーエリアで倒され、ホイッスルが鳴り響いた瞬間、誰もがそう思った。だが、駆け寄った主審はペナルティースポットを指差すのではなく、イエローカードを掲げる。あ然としたフランチェスコ・トッティは、仲間たちの激しい抗議もむなしく、ピッチを去ることになった。2002年6月18日。日韓W杯決勝トーナメント1回戦で、イタリアはホームの韓国に敗れた。ラフプレーと言われてもおかしくない数々の激しいチャージを見過ごし、トッティをピッチから追いやり、ゴールデンゴールとなるはずだったダミアーノ・トンマージの得点をオフサイドで取り消したバイロン・モレノ主審の名前を、イタリアのサッカーファンが忘れることはないだろう。

FIFAスキャンダル発覚で揺り起こされた13年前の記憶

 それから13年が経ち、2015年5月29日。イタリアの有力紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』の一面に、13年前の試合でモレノ主審に詰め寄るクリスティアン・ヴィエリとアンジェロ・ディ・リーヴィオの写真が掲げられた。

 見出しで「ヤツらはW杯を操っている!」と記した同紙は、さらに「モレノ主審を覚えているか? 02年の韓国びいきへの疑念は裏付けられた」と続けた。件の試合が八百長だったと主張したのだ。FIFAの幹部が汚職で逮捕された2日後のことだった。

 『コッリエレ』紙は紙面記事で「02年W杯でも贈収賄があったと判明するかもしれない」と報じ、当時のイタリア代表チームの派遣団長だったラッファエレ・ラヌッチ氏のコメントを紹介している。

 「すぐに『ペテンだ』と言ったのは、私だけだった。今回の(FIFAに対する)捜査は、我々の疑念が事実だったことを示している。テレビ放映やスポンサー…ある国でW杯が開催されれば、ホスト国のチームが成功し、勝ち進むことに関心が持たれるのは確かなことだ」。

 この記事は、すぐにアジアにも伝わった。当事者である韓国のメディアはもちろん、02年W杯にさまざまな想いを持つ日本の一部メディアも、『コッリエレ』紙の記事を概要で報じた。これを受け、サッカーファンの中には「やっぱり不正があった」との声も上がっている。

疑念は永遠に消えず

 イタリア戦、そして韓国がベスト4進出を決めた準々決勝のスペイン戦での不可解な判定が間違いだったことは、FIFAも後に認めている。FIFA創立 100周年を記念して発売されたDVDで、「世紀の10大誤審」に含まれたからだ。イタリア戦とスペイン戦で2つずつ、計4つのジャッジが少なくとも誤りだったのである。

 筆者も、これらの誤審に疑念を抱いていることは否定しない。モレノ氏がいわくつきの人物であることも事実だ。本人は正当性を強調しているが、母国エクアドルのサッカー連盟から資格停止処分を科され、FIFAからも除名され、引退後には麻薬所持でアメリカ当局に逮捕までされた人物だけに、発言に信ぴょう性は感じられない。

 だがそれでも、誤審と八百長は違う。『コッリエレ』は、あくまでも“被害者”としての立場から主観的に八百長と断じているのであり、客観的な証拠が出てきたわけではない。「八百長があった」と事実にすることはできないのだ。当事者が認めない限り、おそらく真実は永遠に闇の中だろう。

イタリアが気にするのは目の前の決戦

 実際、イタリアメディアも連日のようにFIFAの腐敗を糾弾してはいるが、今回のFIFAスキャンダルを02年W杯に関連付けて大々的に報じているメディアはほとんど見られない。インターネット系メディアも、『コッリエレ』紙におけるラヌッチ氏の発言を伝えている程度だ。

 一般のイタリア人サッカーファンも同じだ。少なくとも、筆者の知人に、02年W杯の一件を騒ぐファンはいない。FIFAの不正に憤り、辞任を表明したゼップ・ブラッター会長をこきおろしはしても、今の彼らが何より気にしているのは、ユヴェントスがバルセロナと対戦するチャンピオンズリーグ決勝なのだ。

 今回のFIFAスキャンダルで、韓国戦における誤審を八百長とイコールで結ぶのは、いささかオーバーというものだろう。繰り返すが、イタリアのサッカーファンがモレノ氏の名前を忘れることはない。2006年W杯で優勝した際にトロフィーを授与しなかったブラッター会長への憎しみも小さくない。ゆえに、万が一、新たな証言や証拠が明るみになれば、その時は声高に叫ぶに違いないが…。



SOCCER KING
FIFA副会長目指すマラドーナ、会長選で「アリ王子が勝てばチャンス」
2015年6月9日

 元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が、FIFA(国際サッカー連盟)の副会長になる可能性が浮上している。

 FIFAのゼップ・ブラッター会長が、5月29日の再選から4日後の6月2日に辞任を表明した。後任を選ぶ臨時総会は今年の12月から2016年3月の間に開かれる見通しとなっている。

 これまで同連盟の副会長を務め、5月の選挙ではブラッター氏の対立候補であったヨルダンのアリ・フセイン王子も、公認候補として挙がっている。マラドーナ氏はフセイン王子を補佐する役割に興味を示しているようだ。

 8日、チリのテレビ局『24HORAS』のインタビューを受けたマラドーナ氏は、「もしアリ王子が勝てば、FIFAの副会長を務める大きなチャンスが私に回ってくる」と明かすと、「私はすべてを綺麗にするよ。ブラッター会長はFBI(連邦捜査局)とスイス警察を恐れていた。手錠をつけてFIFAを去ることに怯えていたんだ」とブラッター会長を批判し、自身の公約を掲げた。





スポニチアネックス
W杯代替開催地立候補 大仁会長は慎重「国内事情を考えないと」
2015年6月9日

 FIFAの汚職事件の影響で18年ロシア、22年カタールの両W杯開催が取り消された場合に日本が代替開催地として立候補する可能性について、日本協会の大仁会長が慎重な姿勢を示した。

 8日に出張先のドイツから帰国。羽田空港で取材に応じ「(20年東京)五輪もありますし、国内事情を考えないといけない。23年女子W杯(招致)にも手を挙げている」と語った。

 FIFAのスカラ監査・法令順守委員長がW杯招致で不正な買収などの証拠があれば開催を取り消す可能性に言及。日本は22年W杯招致で落選した経緯がある。またFIFA理事の田嶋幸三副会長は、7月のAFC理事会でFIFA次期会長に関するアジアの意見を集約する方針を示した。



毎日新聞
<FIFA汚職>ワーナー元副会長、地震義援金を着服か
2015年6月10日

 【サンパウロ朴鐘珠】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で起訴されたジャック・ワーナーFIFA元副会長(72)が、2010年のハイチ大地震の義援金75万ドル(約9300万円)を着服した疑いが強まったとして、米司法省が捜査していることが9日までに分かった。ワーナー被告は地震発生当時、北中米カリブ海サッカー連盟会長も務めていた。

 英BBCが入手した捜査資料などによると、義援金は被災地を慰問したワーナー被告の呼びかけに応じる形で韓国サッカー協会から50万ドル、FIFAから25万ドルが拠出された。しかし、計75万ドルはワーナー被告が管理する銀行口座に入金された後、被災者の救済に使われた形跡はなく、私的流用された可能性が高いという。



SOCCER KING
脱税容疑のメッシ、異議却下され出廷へ…最長6年間の刑務所収監も
2015年6月11日

 バルセロナの裁判所は、脱税の疑いがあるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの異議申し立てを却下した。10日、スペイン紙『エル・パイス』が伝えている。

 メッシは2013年6月、父親のホルヘ・メッシ氏とともに、2007年から2009年までの3年間に渡って所得税を脱税したとして、スペイン税務当局に告発された。当時の報道では、脱税額は3年間の合計が400万ユーロ(約5億2000万円)を超え、メッシは課税回避の目的で、肖像権収入を租税回避地(タックス・ヘイブン)の企業に譲渡したように見せかけ、不正な納税申告をしたと伝えられていた。

 同紙によると、異議を唱えることができるのは今回が最後のようで、これが棄却されたことでメッシの出廷は免れられないという。そして有罪判決が下された場合、最長6年間、刑務所に収監される可能性がある。

 この一件で同選手は、経営管理をすべて父親のホルヘ・メッシ氏に任せていると主張し、昨年6月には検察官が審理対象をホルヘ氏に絞ることを訴えていたが、裁判官によって棄却されている。

 また、裁判所は父親が子供にリスクを負わせる行為を相談、説明しないのは親子の関係として「正常」ではないとし、「メッシが詐欺に同意していた可能性がある」と述べている。







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